なにさま?!ミーハーズ


『ガリレオ』第3章

3話を観る前に、友人の協力により第一章を観ることができました!初回好調スタートと言うのがよくわかりました。初回は時間が長い分、確かにうまくまとまってたと思う。2話が物足りなかったのはやはり時間不足。構成的に60分なら展開の配分がうまく行くが、本来の放送時間である45~50分以内では詰め込みすぎになる可能性が高いということか。初回と最終回に延長放送するといういつの頃からか定着した変なお約束を否定したい私としてはいただけない点だし、そもそも連続ドラマとして本末転倒ではないか?



ゲストが唐沢寿明というのもねぇ。豪華すぎ!最後の最後までなんで唐沢をキャスティングしたのか、もったいなさすぎじゃないかと首をかしげてましたが、朗読と最後の悪い顔をしてほしかったのね。人体発火現象を解き明かすための実験も、野外ロケしてまで実践してるのだからより分かり易いのは当然。論理の説明が理解しやすいという意味ではなく、ビジュアルとして「実験してる~!謎解きしてる~♪」という印象を与え易いという意味で。門外漢には実はサッパリ分からなかったりするのに、視覚的な説明も含めロケシーンがあるだけに説明の台詞も増えているような気もします。いろんな意味で豪華だから視聴者の心をつかめる。それって初回最終回豪華主義では当たり前の作戦なんでしょ。でも、連ドラの本当の勝負はあるべき姿に戻る2話3話ではないかと思うんだよね。

さて第三章。
第二章よりはまとまっていたか、という印象。湯川教授の閃きの要素がわかりにくいのは超文系人間には致し方ないとして(わかる人にはわかるのでしょうか)、前回に比べて謎解きまでの流れはまあマシだった。唐突なところもあるし、突っ込みどころはいちいちあるけれど。言ってみれば、説明すべきところを敢えてすっ飛ばす戦法がまあうまく作用していたというか。話の発端であるゲスト・広末が持ち込んだ夫の失踪が不幸な結末であろうことはなんとなく始めから予想されたのもすっ飛ばし戦法の後押しをしていたように思う。

前回、「作家が一緒だけに『HERO』に近い」と書いたけど、ゲストの豪華さから『古畑任三郎』も踏襲しているのかもとも思い始めました。
『古畑・・・』ではゲスト=犯人がいて、タイトルロールの前までに彼または彼女が犯人でありどういう理由で犯行に及んだか、さっさと見せてしまう。で、次の場面からは捜査が始まっている。で、ある段階で古畑が閃いたことを告白し、CM明けから謎解きをしていく。既に反抗を目撃している視聴者はそれはそれはすっきり納得させられて満足してしまう。正に三谷マジック。
『ガリレオ』の初回こそメインゲストである唐沢寿明が犯人であることを予め披露されていて、その手口と犯行動機を解明していくという展開だった。そういう意味でも『古畑』的。2話、3話はまずメインゲストが謎の素を提示し、第2ランクのゲストが反抗に関係ない被疑者もしくは犯行に及んだ人。2話の問題点はストーリーの軸が実は謎解きではなくメインゲストの人間模様だったことで、それがメインキャストに影響を与えるような雰囲気に持っていってしまったことだろう。3話はポルターガイストの謎解きそのものはなんとなく納得させられてしまったけれど、今回の話を持ちかけたのが湯川教授だったことで彼が内海に肩入れする理由を強めてしまった。そして今回もゲスト・広末の夫とのエピソードなどが、今度は内海に事件に本腰を入れるという形で影響を与えたわけだけれど、これ、やっぱりいらないと思う。なまじゲストを豪華にするからこういう機微が必要になるのだろうけど、だったら事件を持ち込むのはエキストラの上ランクにして、主要キャスト自身からなる機微と謎解きに時間を割く方がいいと思う。
古畑は「そこに事件があるから謎を解く」とは言わないが、犯人に肩入れしているように見えて実に淡々と事件を解く。湯川教授は「事件に興味があるのではない。謎を解きたいから解くのだ」と言いながら、実はいろんな人に興味を持ち(肩入れし)、淡々と謎に向かいつつも実は誰かのために謎に向かっているような印象がある。語りに堕ちるとはこのこと?

もう1つ『古畑・・・』と『ガリレオ』を比較すると、閃きタイムが来るべきポイントに違いがあるのでは?ということだ。『古畑・・・』の場合、犯行そのものが冒頭で披露されているし古畑の謎解き=立証だから、古畑の閃きが放送時間の後半のとっかかりくらいでも充分謎解きの時間が取れる。が、事件そのものを謎解きの中で披露する形をとっている『ガリレオ』では湯川の閃きをなるべく前半に持ってきて(21:20前後)、後半の取っ掛かりでは実験がほぼ終わっていないと更なる立証のための謎解きに充分な時間が取れない。だから2話・3話で消化不良感が残ったとか、テンポが悪いという印象になったのではないか?ゲストのエピソードに時間を割くのが無駄な時間ではないかというのは先ほども書いたが、メインゲストとBランクのゲストがいるというのも盛り込みたくなるであろうエピソードが増えて肝心の謎解きの時間を削ってしまう要因になっていると思われる。
『古畑・・・』も『HERO』もメインゲストの意味合いが犯人か証人というお約束があった。いずれもストーリーを展開させる第一の要素でもある。『踊る大捜査線』もゲストの要素こそ様々だったが、ストーリーを進めていくのはなんらかの事件が起きるからだった。そこにブレはない。ということは製作側と視聴側に自ずと話の展開に関する暗黙の了解が生まれた。この暗黙の了解こそ、テレビドラマに欠かせない要素なのではないだろうか?『ガリレオ』は今のところ、ゲストの意味合いには毎回ブレがある。事件の提示も毎回違う。ただあるのは「湯川教授が論理的に謎を解くらしい」というポイントと湯川と内海はどうなっていく?ということ。おそらく後者は要らないから、前者を最大限生かすために極力ブレをなくしてほしい。なくせばもっと話が膨らむんじゃないかなぁ。

なーんちゃって、何様炸裂(笑)。
湯川教授、私にもおにぎり買ってきてくれないかなー、明日。是非、鮭とたらこで。しかも「好みが私と同じだ」と笑ってくれたら、腰抜かしつつ白衣を洗濯してあげる♪(軽い人格崩壊)
このドラマのオープニングテーマ曲というかメインテーマも先週から気になっていて、よくよく確認したら音楽担当に福山も絡んでるじゃん♪もう1人いるからどっちの作曲かまだわからないけど、サントラが出たら買ってチェックしなくては。福山♪作曲なら好きなノリなのは当然至極だね。よくよくチェックしたら柴咲の歌う主題歌は福山♪作曲。福山好みの歌詞と曲調なわけだ。あれ、アルバム出す時に自分で歌うよ、間違いなく。


初回見たことで、前回気になった「なぜ内海は茶色いホーローカップを選んだのかの謎」も解けました。初回で湯川教授が出したコーヒーが茶色いカップだったからなのね。だから2話で内海は茶を選び、3話では湯川教授は再び茶のカップでコーヒーを振舞い、「ここにいていいよ」感を醸し出したわけですね。そこまで強調するのはやはり月9だからか?
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by yu-er_911count | 2007-10-30 02:22 | ドラマ

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「なにさま?」とは「ドラマや映画などについて熱くなるあまり、いかにもえらそうに、あるいはプロデューサー気取りで語ってしまう」おバカなことである!ネタバレご容赦!
by yu-er_911count
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